怖話動画・題材シナリオ

僕とスマホとあのサイト 伍長
いつもの昼休み、僕は仲の良い友達と話題の動画について話していた。
「そういえばお前スマホ買ってもらったんだって?」
友人の何気ない一言。
 「面白いサイトがあるんだよ。お前も見てみろよ」
教えてもらったURLは見慣れないものだった。
 早速サイトを開いた。僕とは関わりのない大人向けのサイトだ。少しばかりの興味心で一つの動画を開いた。
 しかし邪魔してきた広告をタップしてしまった。すると次の画面には「登録完了、三十万円の会員料を支払ってください」と書かれている。それにパシャっという音とともに「あなたの顔写真が撮られました」と。
 まずい。背筋がヒヤリと冷たくなる。落ち着け。ふうっと息を吐き考える。
 三十万円は大金だ。家族に言ったら驚き、悲しむだろう。サイトをよく見てみると「間違って登録してしまったならこちら」と電話番号が書かれていた。電話をかけようか悩んでいると、いきなりドアが開きお姉ちゃんが入ってきた。ばれないようスマホを隠したが見つかってしまった。なにしてんのと僕のスマホ片手に問い詰められた。この際言うしかない。大人のサイトってことはうまくごまかして、なぜかこんなことになってしまったと説明した。
 お姉ちゃんはサイトの番号より消費者センターに相談しろと言う。そのようなものがあるのか。すぐに電話をかけた。
 電話に出た人は優しい声で「大丈夫だよ。そのまま放置してていいからね」と言ってくれた。
 もしサイトに記されていた番号に電話していたら本当にたくさんの請求書が来て本当にお金を払わないといけなくなってしまったかもしれないらしい。
 あれから僕はスマホを親に返した。まだ使うには早かったみたいだ。
※東京都消費生活総合センターからのコメント 作品終盤の消費者センターの対応「大丈夫だよ。そのまま放置していいからね」の内容について補足いたしますと、「この場合は契約が成立しているとは言えないので、無視してください」、という意味になります。このように、相談することで、消費者トラブルを避けることができる例もたくさんありますので、お気軽にご相談いただければと思います。

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