怖話動画・題材シナリオ

夢ある話の落とし穴 土屋 桃萌 (東京家政学院大学)
これは都内の女子大学に通う森すなおさんが体験したぞっとする出来事だ。
「雑誌モデル募集。未経験可。担当者にまず連絡をください。株式会社××コーポレーション」
ネットでバイトを探していたすなおさんにそんな広告が目に入る。
(モデル?タレント?いけるかも。うまく受かったらラッキーかも。)
会社の名前をネットで検索、(色んなことを企画運営している事務所か、面白そう。)
早速、担当者に電話連絡。
「履歴書と学生証を持って事務所まで来てください。」
(担当者、優しそう、いいかも。)
それから3日後、面接会場へ。
(ひええ、10人もいる、厳しいな、かわいい子ばっかりだ。)
面接会場にいた子が話しかけてくれた。
(私より2つ上か、色んなこと知ってそう、心強いな)
「一緒に面接頑張ってこのバイトやろうよ、楽しそうだよね。」
「そ、そうだね。」
面接官は2名。優しそうなお姉さんと、細身のイケメンのお兄さん。
次の日、電話がくる。
「よかったわよ、合格!まずは写真を撮るので、○日に先日の会場に来てください。」
何と面接クリア!?慌てて、あの子に連絡。
「私もOKもらったけど今回は3人だけだって、合格。」
(ええ、その中に入ったの?あの子は綺麗だから納得だけど。)
会場には確かに3人のみ。写真の撮影代とレッスン料がかかる、レッスンを受ければ、仕事はかなり入る、との説明。撮影代とレッスン料で20万円!
(え、高い!そんなお金出せないや)
「結構高いけど私は学生ローンで払うわ、仕事が入ればすぐに返済できるから安心よ。利息はほとんどないし。学生だから!」
(学生ローン?よく知らないけど親に聞いたら反対されそう、でもこれはチャンスかもしれない、あの子も一緒だしやってみよう。)
すなおさんは素直に手続きをし、支払いは完了。
撮影の連絡は3日以内、と。楽しみ~!
その後、いくら待っても連絡は来ない。騙されたんだ、私!あの子にも!
※東京都消費生活総合センターからのコメント 実際の相談現場では、悪質事業者がモデルのサクラを送り込んだり、レッスンを全く行わないという事例はほとんど見られませんが、高額のレッスン料を支払わされたにも関わらず、レッスンが全く役にたたなかった、仕事が全く紹介されないなどの事例はあります。あやしいなと思ったら、すぐに消費生活センターにご相談ください。

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