怖話動画・題材シナリオ

あの子に会いたい 倉持 映里 (東京家政学院大学)
持手 大志、18歳。

大学に入学して3ヶ月。友達もできて、サークルも入ったのに、彼女ができない。


大志「太郎(大学の友達)は気になる子できた?」
太郎「(ニヤ。)気になるも何も、彼女ができたよーん!」

!?

大志「ええちょっと待てよ、同じ学校?どんな子だよ」
太郎「実はさ、このサクラ出会い系サイトっていうサイトで出会ったんだよね。男はメッセージ送るのにお金かかるけど、ほんといいよ、大志も始めてみなよ」

太郎(彼女の写真を見せる)
大志「…。嘘だろ、最高にかわいいじゃん。俺もやるわ」


こうして俺はサクラ出会い系サイトに登録した。


それから5日後。同い年の女の子と、サイト内のメッセージ機能でやりとりをしていた。名前はミカさん。

そして、他愛もない話で盛り上がってきた頃、勇気を出してミカさんを誘ってみることにした。

大志「同じ県内だし、一回会ってみない?〇〇ショッピングセンター行こうよ」
ミカさん「もちろん!楽しみだな!誘ってくれてありがとう」

よっしゃああ!ついに俺にも彼女ができるかもしれない!



そんなこんなでついに当日を迎えた。

大志「ミカさん、着きました」
ミカさん「わたしも」
大志「どこですか?」
ミカさん「いま柱のところ」

柱って…。ここたくさん柱あるけど…。

大志「えっと何本目の柱ですか?」
ミカさん「入口から4本目」

あ、よかった、なんとか会えそう…。

大志「着きました!」
ミカさん「えっ、ごめん、いま動いちゃった」
大志「ええーー今はどこ?」
ミカさん「3階の□□ショップ」
大志「わかった!向かう!」
大志「着いた!」

ミカさん「ごめん。ショップ名、間違えてた…」


その後、何度もこんなやり取りが続き、ついにその日ミカさんと会うことはなかった。

そして翌月、一通のメールが届いた。

『持手様
当サイトのご利用ありがとうございます。
先月分のご利用額はメッセージ料金・入会金合わせて17万円です』


―サクラ出会い系サイトからだった。

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